こんにちは!
浅口市の注文住宅会社Karin-houseの岡田です。
いつもスタッフブログをご覧いただきありがとうございます!
今回は同じ震度の地震でも被害の度合いに差が出るというお話です。
震度は地震の万能の尺度ではない
同じ「震度6弱」の地震でも、被害の度合がまったく異なることがあり、震度が万能の尺度ではないってご存知でしたか。
安心して暮らせる家を建てるためにも、同じ震度でも家屋被害の度合いに違いが出るのはなぜか、震度の他にどんな尺度があるのかを、しっかりと理解しておく必要があります。
ここでは、専門家が使う地震の物差しについて、分かりやすく解説したいと思います。
地震被害に関係している尺度
-
マグニチュード
よく知られるマグニチュードは地震そのものの大きさ、震度はある地点における揺れの大きさを表しています。
マグニチュードが小さくても、震源から距離が近いと震度は大きくなりますし、マグニチュードが大きくても、震源から遠いと震度は小さくなります。
マグニチュードが1大きくなることは、地震のエネルギーが32倍になることを意味します。
-
ガル(加速度)
同じ震度であっても、ガル(加速度)によって地震被害の度合いは異なってきます。
ガル(加速度)は、質量を掛けることで地震にかかる力を表わすことができ、高校物理などでもおなじみの物理量となっています。
-
建物の固有周期
建物依存の弱点として、建物や橋などには固有周期と呼ばれる揺れのリズムがあります。
固有周期の値に偶然一致する地震は振動を増幅してしまうため、大きな危険があります。
タコマナローズ橋の倒壊などの大事故の事例があります。
-
その他の観点
さらに、地震被害の度合いには、加速度や固有周期だけでなく、継続時間や地盤地形なども影響しています。
耐震技術のことなら専門家に相談してみよう
耐震技術は、これらの尺度に基づいて、建築業界や研究者の様々な努力によって支えられています。
耐震技術に関しては専門的な知識が必要ですから、住宅の専門家に相談してみるとよいでしょう。
耐震技術のことならKarin-houseに気軽にご相談ください。
まとめ
地震被害の度合いは震度だけでなく、加速度や固有周期などが関係しています。
最新の耐震技術を取り入れて、安心して暮らせる住まいを実現しましょう。