
こんにちは、Karin-houseの岡田です。
この度の平成30年7月豪雨により被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。暑い日が続いていますので、お身体に気を付けてお過ごしください。
カビは生きています!
掃除をしてもしつこく出てくるカビ、ちょっと目を離すとあっという間にピンクや緑色など、食べ物を彩り鮮やかにしてしまいますよね...。生活をする上で、カビは非常に厄介な存在です。
カビはとても繁殖力の強い生き物で、種類も豊富なので、生活の至る所に現れます。
壁を汚すだけでなく病気も媒介するものや、食べ物を腐らせる厄介なカビだけでなく、味噌やお酒などの発酵食品を作ったり、薬を作ったりするカビなど人間の生活に良い影響をもたらすカビもあります。
様々なカビがおりますが、いわゆるカビとしてよく知られているのは「糸常菌(しじょうきん)」と呼ばれるものです。
食生活に欠かせない「キノコ」や「酵母」もカビの一種です。
カビなんて、厄介だからいなくなってしまえばいい・・・
なんて思うこともあるくらい嫌な存在ですが、生活に欠かせないカビもいるんですね。
今回は、厄介な方のカビを予防する方法をご紹介します。
アレルギーやハウスダストの原因となる可能性のある壁のカビ、予防方法はあるのでしょうか?
カビを予防する方法って?
カビは高温多湿な場所を好んで生息します。
家の中だとお風呂場やサッシの周り、壁紙に生えることが多いです。
これらの場所でカビを見つけたら、深い根を張る前に早めに対処をすることが大切です。
ホームセンターなどで売っているカビ取り剤で対処は可能ですが、壁紙には向いていません。
壁紙には、お酢を薄めたものをスプレーし、次に重曹を溶かしたものをスプレーします。
最後にふきんで叩いてとり、アルコールをスプレーすると壁紙を傷めずに除去することができます。
食品を使っているので、小さなお子様やペットがいるご家庭でも安心して使用できますね。
しかし、除去しただけではまた生えてきてしまいますので、大切なのはカビを予防することです。
カビは高温多湿の空間を好むため、そのような環境を作らないことが大切です。
湿度が高い季節は除湿機を使用して湿度が高くなりすぎないようにするのも有効です。
珪藻土などの調湿作用のある建材を利用するのも良いですね。
また、結露でカビが発生するサッシ周りでは、断熱シートを利用して結露を防ぐと良いでしょう。断熱効果のある窓ガラスやサッシを取り入れると、結露を防いでカビの予防にもつながります。
家族が健康に安全に暮らせる家
家族が健康に住まう家にするためには、カビ対策は重要事項と言えます。
カビは、カビそのものによるアレルギーだけでなく、ハウスダストやダニアレルギーに間接的に関わっていたり、小児喘息などの原因の一つとも言われている大変危険なものなんです。
カビ対策の基本は、カビが好む高温多湿の状態をなるべく作らないようにすることです。
これは後から対策をするとなるとカビの生えそうな場所それぞれに対策を施していかなくてはならないため、結構大変ですよね。
新築を建てる段階であれば、結露のしにくいサッシを取り入れたり、換気システムを導入したり、吸湿作用のある建材を取り入れたり・・・
カビ対策はもちろん、住み心地のよさも兼ね備えた対策をとることができます。
カビに怯えない生活なら、「建築家と建てる家」のKarin-houseまでご相談ください。